住民インタビューvol.1 Kさんご家族 「自然と季節と暮らす」

 

Kさんご家族 (長女Sちゃんは部活で不在、残念でした!)

Kさんご家族
(長女Sちゃんは部活で不在、残念でした!)

 

 

今回お話しを伺ったのは、四季折々の楽しみを暮らしの中にとり入れるのがお上手なKさんご一家。
3人のお嬢さんと庭で流しそうめんを楽しんだり、中秋の名月にはお団子を作ってお月見、流星群が見られる日には庭に寝っ転がって流れ星に願いごとをするなど、Kさん家族にとって、“おうち=幸せな場所”であることがわかります。

 

 

 

 

家族構成: ご夫婦と3姉妹(中学2年生、小学6年生、小学2年生)

以前の居住地: 東京都目黒区

 

「こんなところに住みたいね」。

オーストラリアで見た光景と重なり、一目惚れ。

 

――いつ、どのようなきっかけで季美の森に住むことになったのですか?

 

ご主人:結婚して1年ほど都内に住み、その後、勤務地の関係で千葉県内に住まいを探すことになりました。佐倉市の染井野などいくつかの住宅地を回っていたとき、ネットでゴルフ場と一体開発された季美の森のことを知り、見学に来て一目惚れです。以前2人でオーストラリア旅行をしたときに、ゴルフ場のフェアウェイ沿いに家が建ち並んでいるのを見て、「こんなところに住めたら良いね」と話したことはあったのですが、まさか日本にもこんな住宅地があるとは。2人ともすっかり気に入り、2000年に引っ越してきました。

 

――何もかもが便利な都内からの転居ということで、不安な点はありませんでしたか?

 

ご主人:私は静かなところに住みたかったので何の不安もありませんでしたが、妻は…。

 

奥様:私は、生まれも育ちも下町。にぎやかな商業地だったので、私自身よりも周囲が「大丈夫?さびしくない?」とか、「山武郡*ってどこ?」「隣の家までどのくらい距離があるの?」などと、心配していました(笑)。でも引っ越すとすぐに近所付き合いが始まり、同じように東京から来た同世代の人が多いこともあって、溶け込むのに時間はかかりませんでした。

(*現在は大網白里市ですが、2013年に市制施行される以前は山武郡大網白里町でした)

 

子ども時代をやり直せるなら、

僕がここで育ちたいくらい。

 

――もう16年、お住まいになっているわけですが、改めて季美の森の魅力ってどんなところだと思いますか?

 

ご主人:緑が豊かで、静かなところ。仕事を終えて帰る家が都内なのか季美の森なのかで、リラックスできる度合がまったく違います。夏は庭に子ども用のプールを出したり、流しそうめんをやったり。秋はデッキで炭をおこしてサンマを焼いたり。冬には庭に寝っ転がって流れ星を見つけたり。隣家との区画もゆったりとしているから、そういうことも気兼ねなく楽しめます。映画館やコンサート、ショッピングセンターなど作られたアミューズメントはありませんが、その代わりに日常の楽しみがあるのが魅力ですね。

 

次女Rちゃん:季美の森はたくさん公園があるから好き。自転車で駆け回って、いろんな公園に行ったり、お友だちの家に遊びに行くの。東京のおばあちゃんの家に行くと、自転車に乗るのは危ないって言われるし、縄跳びをする場所もないから、やっぱり季美の森が好き。

 

三女Cちゃん:トンボとか虫をたくさん捕まえられるのも好きなところ! 公園に行けば約束してなくても誰か友だちに会えるしね。学年が違っても、お友だちや知ってる子がたくさんいるの。全校で200人くらいの生徒がいて、そのほとんどが顔見知りの子なの。

 

奥様:子育てには、本当に良い環境です。子どもは、遊具のある公園、芝生だけの公園、バスケができる公園など、毎日、違う公園に遊びに行っています。住んでいるとそれが当たり前の感覚になっていましたが、先日、よその地域から遊びに来た長女の中学の友だちが公園の多さにびっくりしていて。改めてありがたい環境だと感じましたね。

 

ご主人:子ども時代をやり直せるなら、ここで育ちたいくらいですよ(笑)。それから子育て環境で大事なのが小学校の質ですが、季美の森小学校はハード・ソフトの両面でとても良い学校です。教室から竹林が見え、校庭は広い運動場と芝生エリアがあり、子どもたちは伸び伸びと学校生活を楽しんでいます。また教育熱心な親御さんが多いため、先生方も授業や行事などに熱心に取り組んでくださいます。父親の行事参加も多いですね。登下校の際には、地域のボランティアの方々が交差点に立って子どもたちに目をかけてくれ、地域で子どもたちを育てようという空気があるんですよね。

 

次女Rちゃん:毎朝、私たちとじゃんけん遊びしてくれる交通のおじさんもいるんだよ!

 

知り合いの農家さんに、野菜のことをいろいろ教わる三女Cちゃん。

知り合いの農家さんに、野菜のことをいろいろ教わる三女Cちゃん。

種まきから収穫まで。

農業体験が身近にあることの、豊かさ。

 

――Kさんご一家は、季美の森の周辺の農家の方とも交流がありますよね?

 

ご主人:妻が人懐っこい性格なので(笑)。

 

奥様:近所の人に紹介されたり、ちょっとした集まりに顔を出したりするうちに交流の輪が広がっていった感じです。中には珍しい野菜を作る農家さんもいて、たとえばオクラの花を食べさせていただいたり、珍しい野菜の食べ方を教わったり、子どもも私たち大人も楽しんでいます。

 

三女Cちゃん:畑に行くのは、楽しい。野菜を自分でとって、その場で生のまま食べるから、とっても美味しいの。

 

奥様:幼稚園や小学校でもお芋やトウモロコシを育てていて、子どもたちは小さい頃からたくさんの農業体験をしています。種をまき、雑草取りなどをしながら生長過程を観察し、「そろそろ大きくなったから収穫しましょう」となるんです。私は、芋掘りは行事で決まった日にバスで遠くに行くものだと思っていましたけれど(笑)、ここでは子どもたちが季節を感じながら、野菜の生育と収穫を体感できているのが良いですね。

 

コミュニティ活動にちょっと顔を出すと、

人の輪が広がっていく。

 

――最後に、季美の森の生活をエンジョイする秘訣を教えてください。

 

奥様:ある程度、人付き合い、ご近所付き合いをした方が楽しめるのかな。夏祭りや子供会のハロウィン、ゴルフコースで子どもも遊べるイベントなど、地域でいろんなことをやっているので、そうしたコミュニティ活動に“どっぷり”でなくて良いので顔を出すと、人とのつながりもできると思います。

 

ご主人:「ショッピングセンターや映画館が近くにないとダメ」という人には合わないかもしれませんが、多少の不便にかえても自然が好きな人なら、きっとここでの生活を楽しめるはずです。星空、鳥の声や虫の声が日常にあることに幸せを感じる、そんな感性の人が多く住んでいるので、住民同士、気心も通じやすいのでしょうね。

ティータイムには、いつも手作りのお菓子がテーブルに。お母さんに影響され、最近はお嬢さんたちもお菓子作りにはまり、次女Rちゃんはプリン、三女Cちゃんはクレープが得意なのだとか。

ティータイムには、いつも手作りのお菓子がテーブルに。お母さんに影響され、最近はお嬢さんたちもお菓子作りにはまり、次女Rちゃんはプリン、三女Cちゃんはクレープが得意なのだとか。